京セラやオムロン子会社などが出資する丹後太陽光発電合同会社が、京都・福井・兵庫の7カ所に太陽光発電所を開設。年間700世帯分の電力を発電する。
金下建設(京都府宮津市)、オムロンフィールドエンジニアリング(OFE、東京都目黒区)、京セラの3社が出資して設立したSPC(特別目的会社)の丹後太陽光発電合同会社(丹後SPC、宮津市)は、京都府宮津市、同舞鶴市、兵庫県豊岡市、福井県若狭町に合計7カ所に太陽光発電所を開設したと発表した。総容量は3228kWにのぼるという。
同事業は、2017年に、宮津市内で太陽光発電所を開設した宮津太陽光発電合同会社(宮津SPC)の出資者である3社が、新たに丹後SPCを設立し、宮津市、舞鶴市、豊岡市、若狭町の各自治体と各地元自治会および関連する行政機関の協力を得て実現した。
宮津SPCは宮津市の耕作放棄地等の遊休地を太陽光発電の事業用地に転用し、6カ所の太陽光発電所(合計モジュール容量4948kW)を開設したが、今回も同様に、遊休地を事業用地へ転用することで、地域社会への貢献と低炭素社会の実現を目指している。
開設した発電所の所在地、敷地面積、モジュール出力、モジュール枚数、年間発電量は次の通り。
なお、これら発電所の年間発電量は、一般家庭約700世帯分の年間電力消費量に相当し、約1885tのCO2削減効果があると試算している。今回の太陽光発電所の建設は、金下建設が土地の整備を、OFEが発電設備の設計·施工を担当し、京セラが太陽光発電パネルおよび周辺機器の供給を行った。また、発電事業期間中の設備保守管理はOFEが担当する。
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