米OpenAIは9月25日(日本時間)、ChatGPTの音声機能「Advanced Voice Mode」(高度な音声モード)を、全ての有料ユーザーに向けて提供すると発表した。この機能は、7月から一部テストユーザーに提供していたもの。これまでの音声機能に比べ、会話の応答速度や滑らかさなどを改善し“人間と会話しているような”感覚で会話できるという。
高度な音声モードでは、事前に指示を与えて回答方法を設定する機能「Custom instructions」が利用可能。すでにやりとりした会話を参照して回答する機能「Memory」も利用できるという。
同時に音声の種類も新しく追加する。Vale、Spruce、Arbor、Maple、Solの5種類で、これまでの4種類に加え、計9種類の選択肢となる。
提供は順次となり、今週中に完了する予定。対象は有料プランである「ChatGPT Plus/Team」のユーザーだが、EU、イギリス、スイス、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタインではまだ利用できないとしている。
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