電通は10月25日、AIを活用して絵本風の物語を生成するWebサービス「おぼえたことばのえほん」の無料公開を始めた。言葉を入力すると、関連する言葉を使った物語を自動で作り上げるサービスで、11月9日までの期間限定で公開する。
スマートフォン、タブレット端末、PCなどから利用可能。物語はいずれも「○○(入力した言葉)のせかい」というタイトルになり、○○から見た世界について描く内容になる。
例えば「くるま」という言葉を入れると、「しんごう」「ひこうき」など、車に関連する言葉を使った物語が出来上がる。子どもが新しい言葉や、言葉同士の関係性を知るきっかけを作るといい、「ママ」や「パパ」といった言葉を覚えはじめる1歳以降の子どもへの読み聞かせでの利用を想定する。
ただし、サービスはプロトタイプのため、物語を作れない言葉もある。記者が試したところ「ポンカン」「パソコン」「パンツ」「ゴリラ」「おまわりさん」「まんじゅう」などの言葉では物語が作れた。ただし「けいさつ」や平仮名の「ぽんかん」では作れなかった。
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