DMMグループでAI関連サービスを開発するAlgomatic(東京都中央区)は12月4日、AI音声生成サービス「にじボイス」(旧:DMMボイス)を正式リリースした。選択できるキャラクターを100体まで増やし、ログイン機能や決済機能も実装。複数の月額料金プランを導入したことで、利用ニーズに合わせたサービスを提供していく。
月額料金プランは月間1000文字まで0円で使えるフリープランを合わせて、8プランを用意。月間5000文字まで使える月490円のスタートプランから、月間100万文字まで使える月8万2500円のビジネスプラン、またそれ以上に利用したい企業向けのエンタープライズプラン(費用は問い合わせ)を用意している。
ログイン機能の実装によって、過去に生成した音声の履歴保存が可能に。これにより、利用者ごとの生成精度を向上でき、最適化も行えるようになった。なお年内には、APIも公開予定で、表現に関する各種フィルター機能も追加実装するとしている。
正式リリースに併せて、自分の声を音声モデル化できる「ボイスパートナー第1期生の選抜オーディション」も開催。採用された場合、音声合成の生成回数に応じた収益を得られるという。
にじボイスは、AIを活用した音声合成サービス。自然な話し方になるのが特長で、再生スピードの調整もできたことから、クオリティーの高さがSNSで話題になっていた。11月から「DMMボイス」としてクローズドβを提供しており、一時は利用者多数でサービス停止する事態に。その後にじボイスに名称を改め、サービスを再開していた。
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