米Microsoftは5月19日(現地時間)に開催した年次開発者会議「Build 2025」で、Windows 11のMCP(Model Context Protocol)対応を予告した。まずは今後数カ月以内に、一部のパートナー向けにプレビュー版を公開する予定。
「MCP Servers for Windows」として、Windowsのファイルシステムやウィンドウ管理機能などをMCPサーバとし、AIエージェントからアクセス可能にする機能を提供。AIエージェントが、PCにインストールされたアプリのMCPサーバを検出・利用できる機能「MCP Registry for Windows」も提供する。
開発者向け機能として、Windows向けアプリの特定の機能を、MCPサーバとして利用可能にする「App Acition on Windows」も発表した。MCPサーバとして利用可能にした機能は、AIエージェントがMCP Registry for Windowsを通してアクセス可能になる。
Microsoftは一連の機能を、WindowsアプリにMCPを取り入れている米Anthropic、米Anthropic、米Perplexity、米OpenAI、米Figmaなどと協力して構築しているという。
MCPは、AIモデルと外部データソースやサービスをつなぐ規格。Anthropicが2024年11月に発表したもので、同社は“AI界のUSB-C”をうたう。3月には米OpenAIも対応を発表し、実質的なデファクトスタンダードとして普及が進んでいる。
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