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「AIいらすとや」運営元買収 リーダー電子の子会社に 設立から3年弱で

» 2025年06月17日 12時11分 公開
[ITmedia]

 電子計測器メーカーのリーダー電子(東証スタンダード)は6月16日、AI画像生成アプリ「AIピカソ」「AIいらすとや」などを手掛けるベンチャー企業のAI Picasso社の全株式を1億9900万円で取得し、7月1日付で完全子会社化すると発表した。

 AI Picassoの大株主でAIコンサルティング事業を手掛けるAIdeaLab(2021年設立/持株比率64.45%)と、カヤック(同35.55%)から全株式を取得する。生成AI技術を活用した動画制作省力化ソリューションの成長を加速させる狙い。

画像 AIいらすとや
画像 リーダー電子のニュースリリースより
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 AI Picassoは2022年10月設立。「AIピカソ」や「AIいらすとや」などAI画像生成アプリで話題を集めてきた他、法人向け生成AIソリューションも提供してきた。

 2024年12月期の売上高は7978万円(前期比約3.2倍)、営業利益は3169万円の黒字(前期は3302万円の赤字)。

 リーダー電子は2020年以降、動画制作を自動化する新事業「Video Management Automation」(VMA)に取り組んでおり、AI Picassoとも業務委託を通じて協業していた。

 AI Picassoは今後、国内外での「AIピカソ」「AIいらすとや」事業拡大、法人向け生成AIソリューションの提供強化、キャラクター生成やデザイン生成に特化した画像生成AIモデルのさらなる開発、漫画やアニメ、アバター生成技術をいかした新規事業の展開などを進めていくという。

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