ディー・エヌ・エー(DeNA)は、4月に新設した100%子会社「DeNA AI Link」を通じ、AIエージェント「Devin」を手掛ける米Cognition AIと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。「Devin」の日本展開を支援する。
DeNAは2025年2月からDevinの利用を始め、「大幅な生産性向上が見られ」たため、導入の加速と、社内にとどまらない活用に向け、パートナーシップを結んだという。
Devinは要件定義、設計、コーディング、テスト、デプロイまでの複数のタスクを統合して自律的に実行できるAIエージェント。Slackなどのコミュニケーションツールに参加してチームの一員として自律的に作業したり、複数同時に稼働させタスクを分担することもできる。
DeNAでは、Devin導入によりエンジニア一人ひとりが「自律的に動ける開発チーム」を持つことができ、開発能力を飛躍的にスケールさせられたとアピール。非エンジニアでも指示を正しく与えることができれば、Devinがコードを生成してくれるため、「モノづくりの裾野が拡大する」という。
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