生成AIに「期待している」人は全体で33％、一方10代男性では70％ NTTドコモ調査

[ITmedia]

　生成AIに「期待している」人は全体で33％――NTTドコモのモバイル社会研究所は7月3日、こんな調査結果を発表した。10代から60代の男女にアンケートを実施。年代・性別ごとに見ると、生成AIに「期待している」と回答した割合は、10代男性が70％で最も高く、若い年代や男性の方が高い傾向にあったという。

　生成AIの認知度について「詳しく知っている（人に説明できるレベル）」「ある程度知っている」と回答した人は47％、「名前は聞いたことはあるが、どのようなものか知らない」「聞いたことがない」は53％だった。

　このうち前者にAIに対する期待度を聞いたところ、「期待している」「やや期待している」と回答した人は、後者を含めた全体の割合で33％、「あまり期待していない」「期待していない」が13％となった。

生成AIに対する期待度（n=7527、画像はプレスリリースより、以下同）

　世代別にも期待度を調査した。「期待している」「やや期待している」と回答した人の割合は、若い年代や男性の方が高い傾向が見られた。男性は10代で70％、20代で53％だったのに対し、女性は10代で49％、20代で37％だった。最も割合が低いのは、60代の女性で17％だった。

性年代別の生成AIに対する期待度（n=7527）

　生成AIに「期待している」「やや期待している」と答えた人を対象に、期待していることも聞いた。その結果、「文章作成、要約をしてくれる」が43％で最も高く、「検索、情報収集をしてくれる」が42％、「翻訳してくれる」が41％と続いた。また、年代別に見ると、中高年層ほどAIに期待していることが多い傾向があったとしている。

生成AIに期待していること（n=2552）

　調査は2月、全国の15〜69歳の男女を対象にWebで実施。有効回答は7527件だった。