米OpenAIは7月22日(現地時間)、ChatGPTを世界で5億人が利用し、1日当たり25億件以上のメッセージが送信されているとの調査結果を発表した。
各業界で、業務の効率化に役立っていると強調。「誰もがAIの“上昇エレベーター”に乗っていられることを願っている」としている。
調査によると、ChatGPTはローンチから5日で100万ユーザー、 2ヶ月で1億ユーザーに到達。「インターネットやパソコンよりも著しく速く普及した」と強調する。
25年現在、米国の就労者のうち28%が業務でChatGPTを使用しており、2023年の8%から20ポイント伸長した。米国では1日あたり3億3000万件以上のメッセージがChatGPTにが送信されているという。
ChatGPTによる業務の効率化をアピールしており、「ペンシルベニア州でパイロット運用した結果、員の1日平均95分の時間を節約した」「2200人以上の教師が利用し、週あたり約6時間節約した」などの実例を紹介している。
「ある仕事は消え、ある仕事は進化し、新しい仕事が生まれる。私たちはこの事実を正直に受け止め、今から準備を整える必要がある」と、AIにより“仕事が奪われる”可能性も示唆している。
生成AI利用率、10代が最多 「勉強のサポート」目的 利用サービスは「ChatGPT」が圧倒
ChatGPTの新機能「ChatGPT agent」登場 AIがさまざまな作業を代行 「deep research」「Operator」の技術を結集
OpenAI、AIモデルに潜む“悪ガキペルソナ”の更生について説明
サム・アルトマン氏、「穏やかなシンギュラリティ」を語るCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.