米OpenAIは7月17日(現地時間)、ChatGPTの新機能「ChatGPT agent」を発表した。仮想コンピュータによってAIがさまざまなタスクを代行する、いわゆる“AIエージェント”機能。ChatGPTの他、同社がこれまでリリースした「deep research」と「Operator」の3つの技術を組み合わせたのが特徴だ。
例えば、この機能を使ってChatGPTに対して「カレンダーを見て、最近のニュースに基づいて今後の顧客との会議について説明してほしい」「4人分の和食の朝食を作るための材料を計画して購入してほしい」「競合他社3社を分析してスライド資料を作成してほしい」などと依頼すると、AIがこれらのタスクを処理するという。
OpenAIは、ChatGPT agentを「統合エージェントサービス」と説明。deep researchの情報統合能力と、OperatorによるWebサイトの操作能力、ChatGPTの知能と会話能力など、それぞれの機能の強みを組み合わせたとしている。
なお、ChatGPT agentが起こす行動は、全てユーザーによってコントロールできる。重要なアクションを行う前には事前にユーザーに許可を求める他、いつでも処理を中断したり、ユーザーがWebブラウザを操作したりすることが可能だ。
ChatGPT agentは、17日から有料プラン「Pro」「Plus」「Team」の利用者に提供を開始。「エージェントモード」の選択することで利用できる。
「人間がプログラミングする時代、もう終わる」 孫正義氏の将来像 グループ社員も「最終的にはやらない」
OpenAI、Googleのクラウドサービス利用 公式サイトの提携リスト更新
中国発、オープンなAIモデル「Kimi K2」登場 「GPT-4.1」など上回る性能うたう パラメータ数は“1兆”
AIモデル「Grok 4」登場、イーロン・マスク氏のxAIから Google・OpenAIの最新モデル上回る性能
「AIでPC操作」用の新モデル、国内スタートアップが開発 日本語特化、「Gmailを開いて返信を作成して」デモもCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.