米OpenAIが、米Googleのクラウドサービス「Google Cloud Platform」(GCP)の利用を始めたことが、7月16日(米国時間)までに更新された、OpenAI公式の提携事業者リストにて判明した。ChatGPTやAPIでのAIモデルの利用における処理などに活用する。
16日までに更新されたOpenAIのリストには、Googleのほか、米Oracleと、AI向けクラウドサービスを展開する米CoreWeaveの名前も、クラウドサービスの提携事業者として加わった。3月にはCoreWeaveが、6月にはOracleが、OpenAIにクラウドサービスを提供すると発表していた。
これまでOpenAIは、主に米MicrosoftのクラウドサービスをAIインフラとして利用してきたが、Oracleやソフトバンクグループと共同で進めている「Stargate Project」など、提携拡大路線に舵を切っている。GCP導入に関しても、英Reutersが6月に、OpenAIがGoogleのクラウドサービスを活用する方針と報道。記事によると数カ月の協議の後、5月に最終合意しており、OpenAIにとっては、Microsoftへの依存を軽減する狙いとしていた。
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