大東建託は7月24日、AIで現場監督を支援する「AI現場監督構想」を策定したと発表した。第1弾として、品質管理のための写真検査で、自動で写真を分類するAIシステムを開発。9月から全国の施工現場に導入する。
写真検査では、膨大な枚数の写真を約260種類の項目で検査する。検査結果は写真と検査表によって記録するが、写真の分類作業が煩雑なため、多くの時間を要するほか、振り分けのミスも生じていたという。
今回導入するAI分類システムは、検査写真を適切な項目に自動で分類・登録する。これにより、写真の振り分け作業の時間を、従来の50%ほど削減できる見込みだ。
大東建託は、構想の策定の背景に、現場監督の人材不足と高齢化を挙げる。同構想では、同社がこれまで蓄積してきた業務ノウハウなどのデータを活用。2028年までに現場監督1人当たり業務効率を20%向上させることを目指す。
同社は、24年10月から、AIによって営業担当者の育成や、営業活動を支援する独自システム「AI課長」を導入。AI活用を進めている。
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