米Anthropicは7月28日(現地時間)、同社のAIコーディング支援機能「Claude Code」に対して、8月28日より週次の利用制限を導入するとXで発表した。特に同社の最上位プラン「Maxプラン」において、想定を超える利用が一部で確認されたためという。
Claude Codeは5月の一般提供開始以来、高い人気を集めており、とりわけMaxプランの利用者の間では24時間体制での連続実行など、大規模な利用が目立っているという。Anthropicはこうした熱心な活用事例を歓迎しつつも、「一部の例外的な利用が、継続的なサービス提供に著しい負担をかけている」と説明している。
例えば、あるユーザーは月額200ドルのMaxプランで数万ドル相当のモデル使用量を発生させていたという。また、アカウントの共有や転売といった利用規約違反も一部で確認されており、これが他のユーザーへのリソース提供を圧迫する要因になっている。
週次制限の影響を最小限に抑えるため、Maxプランのユーザーに対しては、追加の利用料をAPIの標準料金で購入できるオプションを提供する予定。
具体的な制限についてはサポートページを参照されたい。
「Claude Code」がWindowsに対応 WSL不要で使えるように
Anthropic、Claude内でノーコードアプリ開発を可能に アーティファクト機能がベース
「Claude Code」って何? KDDI子会社の解説資料が話題 動画で使い方やデモも紹介
Claudeに利用制限拡張した「Max」登場 月200ドルなら「Pro」の20倍使えるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.