米OpenAIは8月12日(現地時間)、ChatGPTのリリースノートを更新し、GPT-5のアップデートと「コネクター」の接続先追加について説明した。
GPT-5で、モデルピッカーで「自動」「高速」「思考」から選択できるようになった。「自動」を選択するとクエリの内容からChatGPTがどのモデルを使うか判断して対応する。
Plusユーザーの場合、「思考」では週当たり3000件のメッセージ送信が可能。その制限を超えると、「シンキングミニ」で追加の容量を利用できる。「思考」のコンテキスト制限は19万6000トークンだ。
旧モデルの「4o」は、すべての有料ユーザーのモデルピッカーにデフォルトで表示されるようになった。また、Web設定で「Show additional models」を有効にすると、o3、o4-mini、4.1、シンキングミニなどのモデルが表示される。
米GoogleのGmail、カレンダー、連絡先を「コネクター」(β)で接続して使えるようになった。これらを有効にすると、ChatGPTが必要に応じてこれらのツールを参照するようになる。
これはGPT-5の機能の一部として提供する。まずはProユーザーに提供を開始し、その後、数週間以内にPlus、Team、Enterprise、Eduプランにも展開する。利用するには[設定]→[コネクター]で接続したいサービスを選択する。
Deep Research用にGmailやカレンダーを既に有効にしている場合は、チャットでも使えるようになった。コネクターの詳細はこちら。
なお、11日にはBox、Canva、Dropbox、HubSpot、Notion、Microsoft SharePoint、Microsoft TeamsがPlusユーザーのコネクターに追加されている(Pro向けにはGitHubも)。
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