NTTとNTTドコモビジネスは12月2日、ロボットの制御システムなどを開発するMujin(東京都江東区)と資本業務提携を締結したと発表した。NTTらが、Mujinに対して第三者割当増資で出資する。物理法則を理解し、ロボットを自律的に動かす「フィジカルAI」の実装を後押しする。
協業では、Mujin独自の汎用型ロボット制御OS「MujinOS」をはじめとしたロボット技術と、NTTが開発した光通信技術「IOWN」や、生成AIの基盤モデル「LLM」、物理法則に基づいて現実世界をシミュレーションする「ワールドモデル」などを組み合わせる。物流・製造領域向けに、ロボットによる業務の自動化などを手掛ける。また、MujinOSをベースに、人間とロボットが協働を目指す技術「HRI」などを活用する新事業領域も模索する。
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