文章の表面的な「流ちょうさ」だけでAIを選ぶ時代は変わりつつある。ライターのような職業においてパートナーとして選ぶべきは、過去の知識をきれいに並べる「物知り」ではなく、新たな課題に対して共に悩み、論理的に解を導き出せる「地頭の良い」AIだ。25年現在、その称号にふさわしいのはGemini 3であるといえるだろう。
今回の結果はあくまで筆者の観点から、Gemini 3がGPT-5.1よりも「使える」ポイントを整理したものであり、他の方法で比較すれば違った結論が導かれるだろう。
例えば最近のGeminiのユーザー数上昇にしても、その画像・動画生成能力目当てで触るようになった、という人々の貢献も大きいはずだ。また言うまでもなく、テクノロジーの世界は日進月歩であり、数カ月後にはまたOpenAIが世間をあっと驚かせるような最新モデルを世に送り出しているかもしれない。
そもそも「コードレッド」を社内で発動したのはGoogleが先――22年12月に、OpenAIの躍進を受けてのことだ。今後も勢力図が塗り替えられる可能性は大いにある。ユーザーとしては世間の評価に振り回されることなく、「自分にとって使える存在かどうか」「どう使うのがこのAIの真価を引き出せるか」という観点からツールと付き合うことが重要だ。
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