AI要約だけ見て検索を終える人が6割超――NTTドコモのモバイル社会研究所は2月5日、このような調査結果を公開した。検索の際にWebサイトのリンクをクリックしない「ゼロクリック検索」と実態を報告している。
AI要約に満足して検索を「ほとんど(9割以上)やめる」と答えた人は10%、「よく(7〜8割くらい)やめる」は19%、「時々(4〜6割くらい)やめる」は35%で、合計64%だった。年代・性別ごとに見ると、10〜20代と50〜70代女性は「ほとんどやめる」「よくやめる」を合わせた割合が約4割で、他の層より高い傾向が見られた。
ゼロクリック検索とAIが生成した情報に対する意識の関係も調べた。結果、「生成AIで作成したテキストを宿題や仕事で提出する際、生成物の確認作業も人よりAIに任せてよい」と考える人や、「問題の答えがなぜそうなるのかを理解するよりも、単純に答えだけを知っている方がよい」と考える人ほど、ゼロクリック検索をしていることが判明したという。
この結果に対し、モバイル社会研究所は「AI生成情報への信頼度や、理解よりも答えを求める傾向が、ゼロクリック検索の実施率に影響を与えている可能性がある」と考察している。
調査は2025年11月、全国の15〜79歳男女1267人を対象に、Webで実施した。日本の人口構成(性別・5歳刻みの年齢・都道府県)に基づいてサンプルサイズを設計し、回答を収集した。
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