Googleの無料メールサービス「Gmail」が日本国内なら誰でも登録可能となった。これをきっかけにGmailを使い始める人のために、登録の仕方や使い方を解説する。
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Googleの無料メールサービス「Gmail」が日本国内なら誰でも登録可能となった(8月23日の記事参照)。これをきっかけにGmailを使い始める人も多いだろう。登録のしかたや基本的な使い方は以下のようになる。Gmailのシステムは、もともとGoogle社内で使われていたメールシステムを元にしており、慣れれば多彩なカスタマイズが可能だ。以下で説明する基本的な操作を覚えたら、フィルタの設定などを工夫してみるのもいいだろう。
なお、Gmailに登録して長い間ログインしていないと、アカウントが「休止状態」となり、9カ月間ログインしないとアカウントが消え、メッセージも削除されてしまう。無料メールアドレスでは一般的なことだが、気をつけよう。
Gmailトップページの右下部分に登録ページへのリンクがあるので、ここから登録する。
一般的なメールソフトやWebメールに慣れた人がGmailを使い始めて、最初に戸惑いそうなのは「スレッド」という考え方だ。スレッドというのは同じ件名でやり取りされる一連のメールのやり取りのことで、Gmailのメールは1通ずつではなく、1スレッドずつ表示される。メールのやり取りに慣れた人なら、ひとまとまりのスレッドで1つの物事を片付けて、そのメールが一覧できる便利さに気づくだろう。ただし、途中でメールの件名を変える人がいると、別のスレッドになってしまう。
重要なスレッドを目立たせるために★マークをつけることができる。メールが増えたときに重要なものだけ一覧するのに便利だ。
一般的なメールソフトではフォルダでメールを管理するのが一般的だが、Gmailにはフォルダはなく、代わりに「ラベル」をつける。フォルダとラベルの違いは、フォルダは1通のメールを1つのフォルダにしか入れられないが、ラベルは1通のメールにいくつでもつけることができることだ。最近のソーシャルブックマークなどに慣れた人なら、メールに「タグ」をつけると考えれば分かりやすいだろう。
Gmailでは、特定のメーリングリスト宛てのメールには「A」というタグをつけ、件名に特定の文字列を含むメールには「B」というタグをつける、といった設定ができる。まず、ラベルを作成し、そのラベルをどんな条件のメールにつけるかという設定を「フィルタ」で行う。
検索を本業とするGoogleだけに、メールの検索機能も優れている。普通に検索ボックスに入力するだけでなく、検索ボックス右の「検索オプション」をクリックすると、多彩な設定が可能になる。ヘルプページには、一部はGoogleのWeb検索とも共通するキーボード入力での豊富なオプション設定がある。
Gmailはスパムフィルタ機能も搭載している。既存のメールアドレスで、スパムが多く届いて困っているものがあったら、Gmailに転送してみるといい。かなりのスパムを取り除いてくれるだろう。
スパムは「迷惑メール」フォルダに振り分けられるが、迷惑メールにスパムではないメールが届いていないか、時々チェックを忘れないようにしよう。1年以上Gmailを使っている筆者の感覚では、1ヶ月前あたりから、スパムでないメールが「迷惑メール」フォルダに入っていることが増えた。「スパム判定については調整しており、現在は厳しめかもしれない」(グーグル広報)
受信トレイにスパムメールが届いていたら、メールをチェックして選択し「迷惑メールを報告」ボタンを押して報告し、迷惑メールフォルダにスパムでないメールが届いていたら、やはりメールをチェックして「迷惑メールを解除」ボタンを押して解除しよう。
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