キャンパス ルーズリーフが13年ぶりリニューアル、紙質は「さらさら」「しっかり」の2種類に仕事耕具

定番製品の「キャンパス ルーズリーフ」シリーズがラインアップを一新。従来品と同じ「さらさら書ける」タイプと、新開発の「しっかり書ける」タイプの2種類の用紙を用意する。

» 2009年11月10日 15時20分 公開
[杉本吏,Business Media 誠]

 コクヨS&Tは11月10日、「キャンパス ルーズリーフ」シリーズを13年ぶりに一新すると発表した。「さらさら書ける」タイプと「しっかり書ける」タイプの2種類の紙質を用意し、ラインアップは全53品番。発売は12月14日で、価格は50枚入りで210円から。


 新版のキャンパス ルーズリーフシリーズでは、従来品と同様の原紙を使用した「さらさら書ける」タイプと、新開発の「しっかり書ける」タイプの2種類の用紙をそろえた。新開発の原紙は、従来品に比べて表面の平滑度と紙の密度が低く、「紙質が柔らかく紙厚がたっぷりある」のが特徴。ペン先がすべらず、重めのタッチで力強く書けるという。

 「これまで市場では、さらさら滑らかに書ける紙を書きやすいと見なす傾向があった」(コクヨS&T)。しかし同社の調査結果によると、「少し抵抗があり、しっかり書ける紙を好むユーザーが36%もいることが判明した」という。

ユーザーの書き心地の好みデータ(コクヨS&T調べ)。「さらさら書ける」タイプの紙は、紙厚が0.1ミリ程度、重さは1平方メートル当たり75グラム。一方、「しっかり書ける」タイプの紙は、紙厚0.12ミリ程度、重さは1平方メートル当たり77グラムだという

 デザインも一部変更した。キャンパスノートと同様にタテ線が正確に引けるよう、センターと左端に三角形のメモリ点を配置したという。


 このほか、新製品として透明のケース付きルーズリーフ4品番(50枚入りで294円)を発売する。ケースはB5サイズのルーズリーフを最大100枚収納でき、繰り返し使えるもの。市場調査によると、「持ち運びの際に包装フィルムの粘着部分が汚れる」「フィルムから出しにくい」といった不満点があった。コクヨS&Tは、ケース付き新製品について「こうした不満点を解決するもの」としている。

透明ケース付きの新製品

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