各社で導入が進んでいるスマートデバイス。特にiPadなどのタブレット端末は画面の大きさもあって、40〜50代のマネージャークラスに好評。会議などでも活用したいが、リコーの開発したiPadアプリを使うと、10台程度までのiPad上でプレゼン資料を共有できるのだ。
各社で導入が進んでいるスマートデバイス。特にiPadなどのタブレット端末は画面の大きさもあって、40〜50代のマネージャークラスに好評だという。「PCを使うよりも簡単で、タッチパネルで直感的に操作できる」(リコー)のもメリットだろう。
そんなPCが苦手な人でも簡単に使えそうで、会議やプレゼンテーションの役に立ちそうなアプリがリコーの開発したiPadアプリの「RICOH TAMAGO Presenter」だ。無線LANのネットワークを通じて、10台程度までのiPad上でプレゼンテーション資料を共有できるだけでなく、ページめくりも同期可能だ。App Storeで無償でダウンロードできる。
iPadさえあれば資料を共有できるのが特徴で、面倒なサーバの設置や設定は不要。アプリを起動して、参加したい会議を選択するだけで、会議に参加できる。参加者を限定したい時はパスワードも設定可能だ。なお、リコー製のネットワーク対応プロジェクタ(IPSiO PJ X3240N/WX3230N)を利用することで、iPadをプロジェクタにケーブルで接続することなく、資料を投影できる。もちろん、ページめくりも同期できるようになる。
ただ、今のところ閲覧可能な文書(サイズは10Mバイトまでを推奨)はPDFファイルのみ。またiPad間、プロジェクタ間との接続は、同一ブロードキャストドメイン内のみで、3G回線などを使った社外からの接続は今後の課題だ。なお、Android版やPC版も検討しているという。
RICOH TAMAGO Presenterはまさにできたばかりの“卵”。アプリの完成度には課題も残るが、タブレット端末には起動が早い、持ち運びが楽、操作が分かりやすいなどの利点もある。PCの制約から抜け出すために一考の価値があるだろう。
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