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10月21日〜10月27日:

5分で分かる、今週のモバイル事情

ソフトバンクモバイルが、新料金プラン「ゴールドプラン」「オレンジプラン」「ブループラン」、および期間限定の「予想外割」を発表した。10月24日には、携帯電話の番号を変えることなく、キャリアを変更できる「番号ポータビリティ」制度がスタートした。
2006年10月27日 21時59分 更新

ソフトバンクモバイル、“予想外”の新料金プランを発表

 10月23日、ソフトバンクモバイルが緊急記者会見を行い、新料金プラン「ゴールドプラン」「オレンジプラン」「ブループラン」を発表した(10月23日の記事参照)。

 目玉となるゴールドプランは、「新スーパーボーナス」に契約したユーザーのみが加入できる、月額基本料9600円の料金プラン。無料通話分はないが、ソフトバンク端末間であれば、通話や国内向けSMS、S!メール(MMS)が無料という特徴を持つ(10月24日の記事参照10月26日の記事参照)。なお、この料金プランでは2007年1月15日までの期間限定で「予想外割」が利用できる。

 予想外割は、新スーパーボーナスとゴールドプランに申し込んだユーザー向けのキャンペーン料金。ソフトバンク端末間の通話料0円、メール代0円、月額利用料0円(加入月から最大2カ月)、パケット定額0円(加入月から最大2カ月)、基本料70%オフに加え、“新規・機種変更ともに端末全機種頭金0円”という「6つの予想外」を用意している(10月23日の記事10月26日の記事参照)。

 ソフトバンクの孫正義社長は、「500万画素手ブレ補正・光学3倍ズームの端末もいきなり0円で始まるので、デジカメを買いに行く必要がなくなる。VGAハイエンド機種も0円、世界最薄の機種も0円から。0円大好きのソフトバンクは通話も0円」と、新料金プランに寄せる手応えと期待を口にした。

 なお、0円が並ぶ予想外割だが、ソフトバンク携帯間でも、午後9時〜午前0時台は定額ではない、ゴールドプランに入るには、端末の割賊販売制度を取り入れた「新スーパーボーナス」の契約が必須など、利用にあたり注意すべき点は多い(10月27日の記事参照)。

ドコモ中村社長、ソフトバンクモバイルに苦言を呈す

 NTTドコモは10月27日、2007年3月期の中間決算を発表した(10月27日の記事参照)。営業収益が前年度比99億円増の2兆3834億円、営業利益が前年度比415億円減の5169億円で増収減益となった。なお営業収益のうち携帯電話の収益は2兆1124億円で、前年度比で268億円増加。解約率も過去最低の0.6%にまで低減した。

 中間決算の席上、ソフトバンクの動向や施策に対する感想、意見、対策などを問われたドコモの中村維夫社長は、「『複雑怪奇な従来の料金システムをシンプルにする』と孫さんはおっしゃっていたが、ソフトバンクさんの方がよっぽど複雑だ」と反論した(10月27日の記事参照)。

 新聞に掲載された0円広告を指して、「0円、0円というが、例外条件があまりにも多い。0円に魅力を感じてソフトバンクに加入したお客様は、あとで『こんなはずじゃなかった』と感じることになるのではないか」と話した。

 また、孫社長が発表会で「日本の携帯電話会社は儲けすぎで、ドコモが1兆円、KDDIは5000億円も儲けを出している」と話したことも引き合いに出し、「余りにもいい加減で憤りを覚える」とコメントした。

番号ポータビリティ始まる

 番号ポータビリティ制度が、10月24日にスタートした。開始前日となる23日には、KDDIがテレビCMに登場している速水もこみちさんを招いての「おいでよ。auへ──au大満足TOUR出発式」イベントを、NTTドコモが同社の代々木ビルをライトアップする「ドコモへスイッチ」イベントを行うなど、PRに余念がなかった。

 当日24日も、ビックカメラ 有楽町店で携帯電話番号ポータビリティ開始記念セレモニーが、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaで番号ポータビリティのスタート記念イベントが開かれ、各キャリアの代表らが集結し、番号ポータビリティの開始をアピールした。

 携帯電話の番号を変えることなく、キャリアを変更できるのがウリとなる番号ポータビリティ制度だが、手数料が最低でも5000円前後かかる、新たに端末を購入する代金が必要になる、メールアドレスや有料サービスで購入したコンテンツが引き継げないなど、利用に当たって考慮すべき点もいくつかある(10月24日の記事参照)。

903iシリーズのトップをきり、「SH903i」販売開始

 「903i」シリーズのトップをきり、AQUOSの技術を採用した2.8インチのワイドQVGA液晶と、薄型の回転2軸ボディが特徴のシャープ製端末「SH903i」が店頭に並んだ(10月24日の記事参照)。

 また、10月25日には東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が、SH903iをモバイルSuicaの対応機種に追加したと発表(10月25日の記事参照)。「D903i」「F903i」「N903i」「P903i」「SO903i」もおサイフケータイに対応しており、モバイルSuicaについては現在JRの認可待ちとなっている。

さて、来週は?

 10月31日から、東京・原宿のKDDIデザイニングスタジオで、「INFOBAR」展と「Trilogy」展が開催される(10月16日の記事参照)。開催期間は2006年10月31日から11月16日まで、入場は無料。

 INFOBAR展では、「INFOBAR」のデビュー3周年を記念し、INFOBARを手がけたプロダクトデザイナー深澤直人氏によるコンセプトモデル「INFOBAR2」を展示。Trilogy展では、au design projectのコンセプトモデル「MACHINA」や「HEXAGON」などを手がけたコンセプター坂井直樹氏と3人のクリエイターのコラボレーションによる、3つのコンセプトモデルを展示する。11月3日には、INFOBAR展とTrilogy展の同時開催を記念し、深澤直人氏と坂井直樹氏によるスペシャルトークショーも行われる。

[遠藤学,ITmedia]

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