富士通製の「F903i」は、ディスプレイを左右に90度回転させて利用できる端末だ(10月12日の記事参照)。画面を回転させた場合でも、対応アプリであれば横長画面いっぱいに表示できる。また「F902iS」に引き続き、音楽配信サービス「Napster」にも対応。PCにダウンロード、またはリッピングしたWMAファイルを転送して、F903iで楽しめる。
お家芸ともいえる指紋認証機能はもちろん搭載。F902iS同様、端末を閉じたままで指紋認証・ロック解除ができる。
ボディカラーはネロ、ビアンコ、ロッソ、コバルトの4色で、10月後半以降販売を開始する見込みだ。
F903iの最大の特徴は、メインディスプレイを左右に90度スイングさせて使えることだ。フルブラウザや動画再生、GPSを使ったナビゲーション(ゼンリンデータコムのアプリがプリインストールされている)などを、横画面いっぱいに表示できる。また、スイングした状態で写真を撮れば、画面をいっぱいに使えるので、横長の写真も撮りやすい。
左右のスイングに、それぞれ機能を割り当てられるのも面白い。待受画面、メール作成/文字入力画面でそれぞれ左右スイングする場合、計4種類の機能を割り当てできる。待受画面では、普段よく使う機能のほとんどを選択でき、メール作成/文字入力画面では顔文字や定型文、デコメピクチャなど、メール作成に関連した機能を呼び出すように設定できるようになっている。
背面液晶がない代わりに備えたのが「ちょい見せ機能」。ちょっとだけスイングすると、時計やメール/電話着信の件数を確認できる。
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