インタビュー
» 2016年09月28日 06時00分 公開

過去最高! 新江ノ島水族館がV字回復したワケ水曜インタビュー劇場(えのすい公演)(7/7 ページ)

[土肥義則,ITmedia]
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「おいしそう」は称賛の言葉

夜になると、カップルの姿が目立った。このあと寿司を食べにいく!?

土肥: 今回の取材は、高井さんと水族館を回りながら話を聞かせていただきました。関西出身のワタクシとしては、どうしてもこのひとことを言いたくなるんです。

高井: 何でしょうか?

土肥: 関西で住んでいるカップルは水族館でデートをしたあとに、このような会話をすることがあるらしいんです。

彼氏: さっき見たアジって、おいしそうやったなあ。

彼女: ウチはウナギを見て、蒲焼を想像したわ。

彼氏: ほな、これから寿司食いに行く?

彼女: めっちゃ、うれしい! 行こ、行こ!

 実際に、こうしたやりとりを聞いたことはないのですが、この話を関西出身の人にすると「分かる、分かる。寿司を食べたくなる」といった声をよく聞くんですよね。でも、関西出身以外の人に聞いたら「え〜、残酷」といった感じで、軽蔑のまなざしを向けられました。水族館で魚を見て、そのあとに寿司を食べたくなる心理ってどのように思われますか?

高井: いいですねえ! 魚を見て「おいしそー」「うまそー」と感じていただけるということは、元気な魚を見ている証拠だと思うんですよ。

土肥: 確かに。死んだような魚の目を見ても、食欲はわきませんよね。「今日は焼肉屋に行くか」となるかもしれない。

高井: 「寿司屋に行こう、行きたい」と思うのは、活きのいい魚を見ているから。そして「食べたい」「おいしそう」という会話は、私たちスタッフにとって“称賛の言葉”になります。

土肥: なるほど。えのすいでは、シラスを展示していますよね。さっき目にしたとき「食べたいなあ」と思っていたんですよ。

高井: ぜひ、シラス丼でも。

(終わり)

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