僕自身には作り手としてのこだわりは、当時はまだありませんでした。だけど、自分に何ができるのかを考えた結果、そうした強いこだわりを持ってモノづくりに向き合う人たち=「ライジング・セラー」を支援する仕組みを作りたいと思えたんです。
――それがheyを作る構想になったのですね。
コイニー社とストアーズ・ドット・ジェーピー社を経営統合し、「こだわりを持ってモノづくりをする作り手」を決済とEC運営で支援するheyを設立しました。
元々、コイニ―代表の佐俣奈緒子と、ストアーズ・ドット・ジェーピー会長の光本勇介とは長い付き合いで、しかも、僕だけでなく3人それぞれが、事業の次の一手を考えているタイミングでした。
佐俣は競争が激しく、スピードが求められる決済市場で勝ち抜くため強力なマネジメントチームを求めていました。光本は事業をMBO(マネジメント・バイアウト)し、スタートトゥデイ(現ZOZO)傘下から抜けてしばらく立っていたものの、模索は続いていました。それで、今のチームができることになったんです。
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