家族がいるにもかかわらず、単身赴任が決まった際に喜びを感じる人は19.0%――。オンライン旅行サービスを運営するエアトリ(東京都新宿区)の調査でこんな結果が出た。その理由は「昇進・仕事に集中できる」(34.2%)、「自由な時間が増える」(30.2%)、「新しい生活や自己成長への期待」(18.1%)などが挙がった。
また、赴任する本人ではなく、家族がうれしいと感じるケースは21.0%。家族からは「気を遣わなくて済む」(28.8%)、「自由な時間が増える」(21.2%)、「(本人が)昇進したから」(13.5%)、「赴任先に遊びに行ける」(15.4%)などの意見が出た。
単身赴任経験者からは「家に帰ると“お客さん扱い”されるようになった。2日目以降になると家族から『早く赴任先に帰れば?』というオーラを感じる」、家族からは「娘が多感な時期だったので、父親と距離があって逆に良かった」といった体験談が集まった。
一方、「離れることに不安や寂しさを感じる」という単身赴任者は63.7%、家族は38.2%だった。「妻や子どもが年3〜4回海外に来ることができ、喜んでくれた」(本人)、「離れることで感謝や思いやる気持ちが強くなった」(家族)――など、単身赴任によって家族の絆が強まったとのエピソードも寄せられた。
単身赴任している人と家族が会うペースは、国内の場合では「月に1回」(36.4%)、「1年に1回」(14.8%)、「3カ月に1回」(13.6%)。海外の場合では「1年に1回」「半年に1回」(ともに28.1%)、「3カ月に1回」(18.8%)という結果だった。
久しぶりに会った時の過ごし方は「外食」(55%)、「ショッピング・アミューズメント施設に行く」(51%)、「自宅でゆっくり」(43%)、「国内旅行」(35%)、「ドライブ」(20%)などが挙がった。
調査は2018年8月23〜28日にかけて、10〜79歳の男女997人を対象にインターネット上で実施した。
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