インタビュー
» 2018年10月10日 08時00分 公開

退職代行サービス「EXIT」を運営して、どんなことが分かってきたのか水曜インタビュー劇場(言えない公演)(4/6 ページ)

[土肥義則,ITmedia]

担当者との“やりとり”は、こんな感じ

土肥: 依頼人から要請を受けて、その人の上司などに連絡をしていると思うのですが、どのようなやりとりをしているのでしょうか?

岡崎: こちらの社名と名前を名乗って、自分たちがやっていることを説明するのですが、なかなか理解していただけません。「よく分からない人から電話がかかってきた」「ウチの社員が辞めるってどういうこと?」といった感じで。ただ、徐々に認知度が上がってきまして、サービス名などを伝えると「とうとうウチにも来たか」といった対応をする人が増えてきました。

土肥: もう少し詳しく教えてください。電話口でどのようなやりとりをしているのでしょうか?

岡崎: 「御社で勤めていらっしゃる○○さんの依頼を受けて、代わりにご連絡させていただいています。○○さんは『これ以上、会社に出社することができない』とおっしゃっていまして、会社を辞めたいと言っています」――。もちろん、これがすべてではありません。ちなみに、あくまで連絡の仲介を行っていて、交渉はしません。

土肥: 先方はどのへんで「ちょ、ちょっと待って」となるのでしょうか?

岡崎: 「今日から出社できません」と伝えると、びっくりするケースが多いですね。このほかにもたくさんの質問を受けて、それに対してひとつひとつ丁寧に答えなければいけません。

土肥: それで先方は「うん、分かった」となるのでしょうか?

岡崎: いえ、ならないですね。本当に○○さんは会社を辞めるのか。本人に電話をするケースが多いのですが、基本的に本人は電話に出ません。2〜3日、そのような状況が続くので「やっぱり、辞めるのか」となって、あきらめることが多いですね。

新野: どうして依頼人は会社の人と連絡をとりたくないのか。会社や上司のことが「嫌い」なんですよね。そのような状態にさせてしまった側にも責任があるのではないでしょうか。もちろん、会社が100%悪いとは思いませんが、代行業務を行っていると、先方から「そんな勝手なことが許されると思っているのかっ!」といった声をよく聞くんですよね。でも、普通に働いていれば「会社の人と話をしたくない」なんて思いませんよね。

土肥: ふむふむ。

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