インタビュー
» 2019年01月23日 08時00分 公開

水曜インタビュー劇場(投影機公演):直径500メートルに星、星、星! 世界最大のプラネタリウムに迫る (1/6)

2019年、これまで誰も見たことがない「プラネタリウム」が登場するかもしれない。たくさんの星を映し出すのではなく、ものすごくキレイに見えるわけでもない。ドーム球場の屋根に映し出すことができるのだ。世界最大のプラネタリウムはどのような仕組みになっているのかというと……。

[土肥義則,ITmedia]

 2019年、これまで誰も見たことがない「プラネタリウム」が登場しそうである。たくさんの星を映し出すのではなく、ものすごくキレイに見えるわけでもない。巨大なスペースに映し出すことができるのだ。

 既存の施設を見ると、「大型」と呼ばれるモノで直径20メートルほど。世界最大のモノで直径35メートルだが、新しくできる投影機は500メートルほどの巨大ドームに対応する。

 その名は「GIGANIUM(ギガニウム)」。プラネタリウムの投影機などを開発している「大平技研」(横浜市)という会社が実証実験を行っていて、メットライフドーム(埼玉西武ライオンズ本拠地)の天井に数千個の星を映し出すことに成功した。

 「直径500メートルの空間に映し出すなんて想像できない。どんなところだよ」と思われたかもしれないが、メットライフドームの屋根の直径は223メートルなので、その2.2倍ほどのところで満天の星空を楽しむことができるのだ。

投影機を開発している大平技研は、さまざまなところで星を映し出している。写真は東京都現代美術館にて

 それにしても規格外である。既存のプラネタリウムでも十分星を観察できるのに、なぜこのような投影機をつくろうと思ったのか。2倍、3倍といった話ではない。「500÷35」として、一気に14倍以上である。

 もうひとつ、気になることがある。直径500メートルのところに映し出すことができる投影機は、どのような仕組みでできているのか。同社の大平貴之社長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

GIGANIUM投影可能ドーム直径と主要建造物との比較図
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