インタビュー
» 2019年08月07日 08時00分 公開

無人コンビニで、どんなモノが売れたのか 1年を振り返る水曜インタビュー劇場(600公演)(5/6 ページ)

[土肥義則,ITmedia]

働き方によって売れ筋が違う

土肥: 業界によって売れているモノに違いはありますか?

久保: 業界というよりも、働き方によって違いがうかがえますね。フレックスタイム制を導入している会社は、朝早く仕事をしている人もいれば、夜遅くまで仕事をしている人もいる。そうした働き方をしていることもあって、夜10時くらいになると「カップめん」が売れているんですよね。夜遅くまで仕事をしていて、お腹が空いたときに、目の前に並んでいる商品を手にしている人が多いのかもしれません。あと、決算シーズンが近くなると、夜食と思われる商品がよく売れていますね。

2019年1月、累計商品販売数は2万個を突破

土肥: 逆に、意外と売れなかったのは?

久保: 自販機でよく売れている商品といえば、やはり飲料ですよね。無人コンビニでも飲料がよく売れるんだろうなあと思っていましたが、場所によっては苦戦するんです。「有名メーカーの炭酸飲料は、どこに置いても売れるでしょ」と思われたかもしれませんが、実は違う。人の出入りが激しい場所であったり、自販機が近くにあったり、場所によってはあまり売れないことも分かってきました。

土肥: キャッシュレスで商品を購入するとなると、利用しているのは若い人が多いのかなあというイメージがあるのですが、実際はどうですか?

久保: いえ、そうでもありません。大企業の場合、さまざまな年齢層の人が働いていますよね。そうした企業に無人コンビニを設置すると、年齢層の分布に応じて利用していただいています。

 ちなみに、上司が部下に「なんでもとっていいよ」と言って、おごるケースもあるそうで。飲み会の席で、上司がいても割り勘のシーンが増えているそうですが、無人コンビニを設置すると、オフィスの中で「おごる」シーンが増えていくかもしれませんね。

土肥: 上司から「部下と一緒に、無人コンビニの前を歩きたくない」といった声が出てきそう(苦笑)。

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