「巨人 見えぬ成長戦略 〜 セブン&アイ、営業最高益で大リストラ」――。10月14日の日経MJの一面は、セブン&アイ・ホールディングスの「グループ戦略と事業構造改革」に関する記事で埋められていた。「このままではフロントランナーとして築いてきたブランド価値を毀損しかねない」「同社の取り組みからは次の成長モデルが見えてこない」という厳しい見方がされていたが、それもいた仕方あるまい。
収益の約65%を占める国内コンビニ事業において加盟店の「一揆」が起きて、加盟店との関係再構築を迫られている中で、今後のための重要施策であったセブンペイの不祥事による頓挫、イトーヨーカ堂、百貨店の大量閉店という事実をみれば、こうした評価にならざるを得ないのだろう。
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