【精神健康】
以上のことから、オーナー店長と雇用店長では、ストレスの度合いが異なり、その理由は以下のことが考えられる。
特に精神的な自覚症状の訴えが強いことから、雇用店長に加重されている負担は、肉体的なものではなく、精神的なものであることが予想される。
以上の結果を受けて、報告書では次のような見解をまとめています(概略)。
「今回の調査から、店長の仕事は、勤務時間が長く、休日が少ないといえる結果が得られたが、能力発揮と判断の裁量度という点で、オーナー店長たちが満足していることは強調されてよい。オーナー店長が脱サラの受け皿になっている点から考えると、彼らの期待が裏切られなかったと解釈してよいであろう。
現時点で利用できる資料を検討した限りにおいては、コンビニエンス・ストア経営に伴うストレスの強さは、特にオーナー店長では、十分に耐えられる程度にあるといえそうである。
まだ歴史の浅い業界だけに、問題に対する柔軟な対応が期待できるが、逆に対応を間違えると、業界全体の発展を疎外することにもなりかねない危険性をはらんでいる」
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