新型コロナウイルスの影響を受けて、在宅勤務などリモートワークを推進する企業が増えてきた。そんな中、日本マイクロソフトが3月3日、米国本社の「Microsoft 365」統括責任者である副社長のブログ記事を抄訳として公開した。同記事は、中国マイクロソフトのディレクターであるリリー・チャン氏が、中国内のクライアント向けに書いた手紙をシェアする内容となっている。
手紙は「大切なお客さまへ」という書き出しに始まり、中国内では「子どもたちも学校が休校中で、ベビーシッターも自宅待機となっているため、リモートワークで生産性を維持するのは大変なことです」としながら、中国のリモートワークの状況や、自身の体験についてまとめている。
手紙の中ではリモートワークを通じて個人的に学んだこととして、「最も重要なポイント」を3つ挙げた。
1つが「健康維持」だ。リモートワークへ移行した理由を「ウイルスとの接触を最小限に抑え、自らの体の健康を維持すること」としながら、自宅など、「生活の場」で働くことのストレスを意識することも重要だと指摘。体を動かし、食事をしっかりとるとともに、スクリーンの前から離れて休憩を十分に楽しむことの重要性を挙げた。
2つ目が、予定を全て実行することだ。不測の事態により、さまざまな業務や作業が後ろ倒しになることもあるが、「リモートワークで成功するチームは、何とかして全てオンラインで済ませる方法を見つけ出しています」とコメント。予定していた1on1や大規模な会議なども、オンラインで実施することをアドバイスしている。
最後に、チームメンバーをサポートする点も挙げた。リリー氏のチームでは、家族やペットの写真など、仕事以外の情報共有にもオンラインツールを活用。お互いに励ましあうことで士気が高まり、リモートワークでもチームの結束力を高められるという。
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