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ロボットが自動で「そば」を調理 どんな動きで何を担当するのか 駅構内のそば店で実証実験東小金井駅構内にて(1/2 ページ)

» 2020年03月17日 05時00分 公開
[鬼頭勇大ITmedia]

 JR東日本スタートアップと、調理ロボット開発のコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)は3月16日、日本レストランエンタプライズ(東京都台東区)と協力し、自動調理ロボットの実証実験を開始した。

約1カ月、自動調理ロボットを使った実証実験を行う

 実験を行う店舗は、「東小金井」駅構内にあり、日本レストランエンタプライズが運営するそば店「そばいち nonowa 東小金井店」。店舗内に、コネクテッドロボティクスが開発した自動調理ロボットを設置し、16日午後2時〜4月15日の期間で実験を行う。

 実験の開始を前に、16日午前には報道陣向けに店内が公開された。厨房の一角に自動調理ロボットが控え、1回3人前分を、3分弱かけて調理する。ロボットが担当するのは、そばをゆでる工程と、ぬめりを水洗いする工程と、水で締める工程の3つ。

てぼにそばをセットすると、自動で3つの工程を行う
今、ロボットが何をしているかはモニターで確認できる

 3つ連なった“てぼ”に人間がそばをセットするとロボットが感知し、作業を始める。1時間当たり最大で80食ほどを作れるとのことだが、実証実験段階であることから余裕を持って、1時間当たり40食ほどの稼働を予定している。

 今回の実験は、JR東日本が有するリソースを活用し、ベンチャー企業などとビジネスを立ち上げるプロジェクト「JR東日本スタートアッププログラム」から生まれた。これまでには、人工知能(AI)を活用した無人決済システムやキャッシュレスに関する実証実験などを行っている。コネクテッドロボティクスは2019年度の同プログラム採択企業。「駅そば自動ロボットの開発による店舗効率化」をテーマにしている。

スタートアッププログラムで募集するテーマ(出所:JR東日本スタートアップ公式Webサイト)
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