この大会だけで1万人以上の観衆を集め、歌手のライブにも負けない勢いだという。2019年の大会で審査員を務めた、有名女性コスプレイヤーのすみれおじさんはこう話す。
「日本では見たことがない、正直エグいくらいの人がいて、心底圧倒されました。コスプレ人気は国内よりも海外のほうが高いことは聞かされてはいたのですが、何度も海外のイベントに参加させていただいたことで、これを痛感させられました。私はコスプレを通して、Fateシリーズなどをはじめとした日本が世界に誇る作品の世界観を伝えていきたいと思っています。日本での活動に加えてこれからもアニメフレンズのような海外での活動も増やしていきたいと考えています」
一つの会場内で20万人以上の人々が参加し、アニソン歌手ライブやコスプレ世界大会、そしてアニメグッズの販売がなされる様子は、“ブラジル版コミケ”と言っても過言ではないだろう。
アニメフレンズの今後の抱負について、前出のハゴーニャ氏はこう明かす。
「日系企業と一緒に作り上げられるようなイベントにしていきたいです。キャラクタービジネスに関わる企業はもちろんですが、ブラジルには味の素さんやキッコーマンさん、ヤクルトさんなど、古くからブラジルで展開している日系企業がたくさんあります。食のクールジャパンも交えて、共に盛り上げられるようになるとより面白いですね」
次回のアニメフレンズは20年7月中旬から8月初旬にかけて開催される。開催地点も19年のサンパウロとリオ・デ・ジャネイロ、そして新たな地域が加わり、3都市で開かれる予定だ。スポンサーとなる企業も随時募集されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング