先ほどの例に加えて、何かを学び始めても、日々の忙しさを言い訳にして、学びをストップさせてしまうシーンも多く見かけます。
「忙」は、「心」を「亡」くすと書きます。忙しい病にかかってしまうと、そこから一歩も出れれなくなってしまう。しかし、忙しいのは当たり前です。グローバル化が進んでいく中、ハングリー精神が極めて強い国々のビジネスパーソンと勝負する機会がどんどん増えています。日本人である私たちが、日本人の枠の中で「隣の人よりもちょっと頑張っている程度」のレベルでは通用しなくなります。
忙しいことを大前提としたうえで、自分の時間やエネルギーをどれくらい学びに投じることができるかが、勝負の鍵となります。
読書などを通して大量の情報をインプットして物知り博士になったはいいものの、明確な自分の意見を出せないままではどうしようもありません。
どれだけインプットを頑張っても、今では誰もがスマホを持っており、常に情報にアクセスできます。情報を持っているだけでは、周囲と差別化が図れないのです。
インプットすることはもちろん大事ですが、インプットした情報に対する解釈や自分の意見を捻り出さないと、価値ある学びにはつながりません。
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