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「集まって議論する」が当然だったPayPay いつどこでも仕事をしていい働き方に振り切れた訳アフターコロナ 仕事はこう変わる(3/3 ページ)

» 2020年09月29日 11時40分 公開
[上間貴大ITmedia]
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オフィス移転は「日々変わる会社を体現」

 しかし、出社人数を減らしてレイアウトを変更することは、移転せずとも従来のオフィスでも対応できるのではないか。その点について走出氏は「オフィスを変えていくことで、ベンチャーとして日々変わっていくということを体現したい」と説明する。同社は2018年の会社設立以来、これまで4回オフィスを移転してきた。また、新オフィスは、フロアが従来より広く「アフターコロナにおける理想的なオフィスを構築するのにふさわしい」(走出氏)と判断したという。

 原則在宅勤務、新しいオフィスの定義という決断をした同社。会社の成り立ちから、ジョブ型思考に近く、多くの社員が「活躍できるフィールドを求めて入社してくる」(仙田氏)のだとか。両氏は「会社の成長を共感すること」が帰属意識につながると強調する。「私たちはユーザーであり社員。このサービスをより便利に、このサービスで現金を超えていくことを期待して仕事をしている。その考えが軸になり、帰属意識になるのかと思う」(走出氏)

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