また「松屋」では通常は券売機で食券を販売していることもあり、「Go To Eatキャンペーン」の食事券に関しては店員への手渡しで対応する。食事券を使った場合、お釣りは出ないが、食事券のデザインが各都道府県で異なっていることから、スタッフが株主優待券などと間違えてお釣りを支払う可能性もあるという。「食事券が全国で同じデザインだった方が、スタッフに周知はしやすかったですね」と話していて、デザインが分かった地域から周知を徹底しているという。
各チェーンとも一定の売り上げ増を期待しつつ準備を進めているものの、どれほどの効果があるのかまでは読めないようだ。
田中圭太郎(たなか けいたろう)
1973年生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒。大分放送を経て2016年4月からフリーランス。雑誌・webで警察不祥事、労働問題、教育、政治、経済、パラリンピックなど幅広いテーマで執筆。「スポーツ報知大相撲ジャーナル」で相撲記事も担当。Webサイトはhttp://tanakakeitaro.link/。著書に『パラリンピックと日本 知られざる60年史』(集英社)
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