パーソルキャリアが運営する「iX転職」は、年収1000万円以上200人と年収300万円〜600万円未満200人のビジネスパーソンを対象に、「副業」に関する調査を実施した。その結果、副業経験者のうち、副業の月収が20万円を超える1000万円プレイヤーは30.4%にのぼることが分かった。
まず、副業経験について尋ねたところ、1000万円プレイヤーは23.0%、平均年収層は28.5%が「ある」と回答。年収を問わず副業経験者は3割以下という結果になった。
1000万円プレイヤーの副業で最も多かった内容は、株や不動産の「投資」で28.3%だった。ついで、「企画・マーケティング」(19.6%)、「経営顧問・コンサルティング」(17.4%)と、本業の専門性を生かした職種がランクイン。一方、平均年収層の副業で最も多かったのは「接客・販売」(22.8%)で、2位以下には「ネットオークション・フリマ販売」など手軽にできる副業が並んだ。
副業の理由は、どちらの年収層においても「もっと収入を得るため」が最多の回答だった。しかし、2番目に多かった回答として、1000万円プレイヤーは「活躍の場を広げるため」「新たな知見を得るため」(26.1%)と、自身の市場価値を向上させる目的が見て取れた。一方の平均年収層は「収入が不足しているため」(35.1%)がランクインし、両者に違いが見られた。
1000万円プレイヤーの副業における月収は、20万円以上が30.4%で、平均年収層に比べて26.8ポイントも上回る結果となった。また、100万円以上の人も4.3%いた。
また、副業経験者のうち、どちらの年収層においても「今後、副業をしたい」と回答した人は半数前後だった。一方、副業未経験者の1000万円プレイヤーで「したい」と答えた人は18.8%にとどまった。
iX転職は「1000万円プレイヤーは、本業の専門性を生かした副業を選択することで、高い副業収入を得るとともに、本業では経験できない知見も得ています。そして、副業での経験は本業に還元され、本業での成果につながる、といった好循環を生み出しています」とコメント。1000万円プレイヤーは副業を自身のスキルアップに生かしていることが明らかになった。
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