そごう・西武は2月8日、2009年〜20年に販売した美術商材の一部に、作品のにせものである贋作(がんさく)の疑いがある版画作品が含まれていたことを発表した。3作家・10図柄の商材が該当し、販売実績に基づいて真贋鑑定を進めているという。なお同期間の販売数は71点で、売価の合計は約5500万円(税別)にのぼる。
同社は20年の12月に美術業界団体から「3作家・10図柄の贋作が市場流通中」との情報を入手し、過去の取引実績を調査。販売した71点のうち59点は、既に販売者を特定していて、贋作と判明した場合、販売価格での引き取りを提案する予定だ。
同社は、「今後問題の商材の流通経路を含めた原因追及を継続するとともに、再発防止策の実効性を高めるため、美術商材販売に関わるルールを再徹底し、管理の厳格化をはかる」とコメントしている。
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