新型コロナウイルスの影響を受けた2020年。就職活動をする学生には、不景気のあおりを受けて「内定を取り消されるかもしれない」という不安があったのだろうか。
MyRefer(東京都中央区)が20年7月に行った調査によれば、内定を得られた学生の25.1%、4人に1人が複数社の内定を承諾する意向だった。これは、企業にとってみれば、内定を出したにもかかわらず、自社への内定が辞退されかねないということでもある。
そのような中、21年卒の内定受諾率を例年より約25%も上げた企業がある。ファッション系EC「SHOPLIST」を運営するCROOZ SHOPLIST(クルーズ ショップリスト。以下、SHOPLIST)だ。
なぜこのような就活情勢にあって、例年以上に採用活動の成果を上げられているのか。「選ばれる企業」になるための秘訣を、同社の採用責任者、松岡弘樹氏に聞いた。
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