社員が成長できる企業ランキング 3位「新生銀行」、2位「三菱UFJ」、1位は？

[ITmedia]

　「社員が成長できる企業」1位は、プラスチック成形品取出ロボットを扱うユーシン精機――。ビッグデータの調査や分析を手掛けるサステナブル・ラボ（東京都千代田区）が5月に発表した「社員が成長できる企業ランキング」で、この結果が明らかになった。

　2位は新生銀行、3位は三菱UFJフィナンシャル・グループ、4位は塩野義製薬、5位はローソンと続いた。上位企業では取締役会メンバーや執行役員における女性の割合が高く、多様な人材を活躍させる環境である傾向があった。

ユーシン精機のWebサイト

　1位のユーシン精機の社長は女性の小谷眞由美氏。2位の新生銀行は2019年度における係長以上の女性管理職比率が32.7%と高水準だった。また、大手銀行として初めて副業や兼業を解禁したことでも注目を集めている。ランキング上位には銀行、証券、保険などの金融業が多く、多様性のある人材の育成に力を入れていることが伺えた。

　ランキングは上場企業約2000社が開示する企業報告書やWebサイトなどのオープンデータから収集した情報のうち、社員の成長に資する要素をサステナブル・ラボが複合的に解析してスコア化し順位付けをしている。

　同社によると、就活生や若手社員層にあたるミレニアル世代は社会課題を解決することへの関心が高く、SDGsへの取り組みを重視する学生も増加しているという。また、給与といった経済的側面や安定性だけでなく、「やりがい」や「仕事を通じた成長」「自己実現」などの自己成長を重点に置く傾向がある。そのため、今回のランキングでは企業の社会貢献に関するデータを加味してスコア解析をした。

社員が成長できる企業ランキング上位20社（リリースより）