アフターコロナに「インサイドセールスが必要なくなる」という意見を耳にすることがあります。私はそれを、半分正解、半分間違いと捉えています。
もともとインサイドセールスが持つ役割は、企業によってさまざまなので、今後も必要な企業とそうでない企業、どちらも存在すると思います。
一部のフィールドセールスは、アフターコロナを迎えれば従来の形に戻るかもしれません。しかし、コロナ過で一気に浸透したオンラインセールスの全てがまた以前の規模に戻るとは思えません。オンライン商談は効率が良く、想像以上にオンラインで問題ないと感じた人も多いのではないでしょうか。
インサイドセールスも、コロナ禍で価値が見直された面が多くあると思います。
フィールドセールスが対面で往訪できなくなったとき、もともとインサイドセールスの組織を持っていた企業は、訪問しない営業手法があったので、対応がある程度しやすかったはずです。逆に、フィールドセールスしか行っていなかった組織は、非常に苦戦をしたケースが多いです。
インサイドセールスを持つ企業が有事に強かったという事実が消えることはなく、今後も企業に価値をもたらすことは変わらないでしょう。
一方、「インサイドセールスの定義が分からない」「オンライン商談化が進むほど、フィールドセールスとの境があいまいになる」といった議論を目にすることもあります。もともとインサイドセールスは発展途上の職種で、かつ企業によって業務の範囲が異なることも確かです。
これから、それぞれの正しい形を作り上げていけば良いのではないでしょうか。
そのためにも、今までのインサイドセールスのやり方、基礎的な知識、先進的なアイデア、全てを積極的に共有しあい、業界全体が成長していくとうれしいです。そんな発展の途中に、インサイドセールスに関わる一人として、少しでも良い影響を与えられる人になりたいと、私は思っております。
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。また来月も楽しみにしていてください。
ホットリンク マーケティング本部インサイドセールス部。
高校卒業後、世界的に活躍するギタリストMIYAVIに弟子入りし修業した後、 自身もミュージシャンとして活動。赤坂BLITZや恵比寿リキッドルームでのワンマンライブを成功させた実績を持つヴィジュアル系バンド「シリアル⇔NUMBER」に在籍。カラオケDAMやJOYSOUNDに約50曲の収録もされている。
引退後ビジネス界へ転身し、ヴィジュアル系インサイドセールスの活動を開始。Voicyラジオパーソナリティーや、各種ビジネスイベントへの登壇実績も多数。虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された国内最大規模のインサイドセールスカンファレンス「Inside Sales Conference 2019 winter」への登壇や、タワーレコードが主催した「TOWER ACADEMY〜ファンを増やすためのSNS戦略講座〜」にて講師も務めた。
Twitter:@hotto_mihiro
Voicy:聴け、ビジュアル系の叫び
ソロ楽曲:インサイドセールス・ラプソディ/NEWWORLD/インサイドセールス・レボリューション
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