知人・友人に自分の会社を紹介したことはある？ 「リファラル採用」の動向：経験してどうだったのか？（1/2 ページ）

[コネムラメグミ，ITmedia]

　人材サービスを運営するMyRefer（東京都中央区）は、リファラル（推薦紹介）採用制度のある会社のビジネスパーソンを対象に「リファラル採用リクルーター実態調査」を行った。その結果、役職や年収が高くなるほど、知人・友人に自分の会社を紹介している傾向が強いことが分かった。

リファラル（推薦紹介）採用に注目が集まる

知人や友人を自社に紹介したことがあるか（出所：リリース）

　知人や友人に自社を紹介したことがある人は、管理職では35.8％、一般社員は22.9％で、管理職が約13ポイント高かった。年収では、600万円未満は25.3％、600万円以上は35.8％が紹介した経験があり、高年収の人の方が約10ポイント高かった。

知人や友人を自社に紹介したことがある人の特徴（出所：リリース）

　知人・友人に自社を紹介したことがある人の49.3％が自社への当事者意識が高いことが分かった。そして32.9％は人脈が広く、28.8％は知人・友人からキャリア相談を受けるような存在で、24.0％は本人も知人・友人から転職を誘われることがあった。

リファラル採用制度を利用したいと思ったか（出所：リリース）

　リファラル採用を知ったとき、知人・友人を紹介したいと思う人は15.0％、機会があれば紹介したい人は53.8％と、68.8％が紹介意向を持っていた。

紹介したいと思った理由（出所：リリース）

　紹介したいと思う理由で最も多かったのは、「友人の力になりたいから」（52.6％）、次いで「自分の会社の成長に貢献したいから」（35.5％）、「インセンティブ（報酬金）をもらいたいから」（33.7％）だった。友人への協力意思と自社への貢献意欲が紹介するきっかけになるようだ。