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“パートは低賃金で当然”の日本で、なぜ「全従業員を正社員化」できた? イケア・ジャパン人事に聞く「扶養から出るな」という夫も(1/3 ページ)

» 2021年10月06日 09時00分 公開
[渡辺まりかITmedia]

 同じ仕事内容でも「パートタイマーだから」「契約社員だから」と給与が低い──こうした待遇差を禁じ、「同一労働同一賃金」を推し進めるために「パートタイム・有期雇用労働法」が全面施行されたのが2021年4月1日のことだ。

 これより6年以上前、14年にパートタイマーを含め全従業員を正社員化した企業がある。シンプルな北欧家具を販売しているイケア・ジャパンだ。

 なぜそれほど早く、全従業員の正社員化を行えたのだろうか。そのバックグラウンドに何があるのか。スウェーデンと日本という異なるカルチャーの中で受けた反対や苦労した点、それでも得られるメリットなどについて、イケア・ジャパン Country People and Culture Manager 朝山玉枝さんに話を聞いた。

「パートなら給料が低くて当然」の日本で、なぜ改革を起こせたのか

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