サクソバンク証券が特定口座の受け付けを開始した。既存、新規ともに10月4日から申し込みが可能になった。
サクソバンク証券はデンマークに本社を持つサクソバンク銀行の子会社。2006年に開業し、当初FXのサービスを提供、10年からはCFDサービスなどを提供している。FXの通貨ペアや外国株式の取り扱い銘柄数に特徴があり、取り引きできる外国株式銘柄は1万2000銘柄を超える。
しかし、これまで確定申告が必要な一般口座の取り扱いしかなく、国内証券会社で一般的な源泉徴収可能な特定口座が利用できなかった。これまで何度も特定口座への対応を進めるとしてきたが、今回、ついに特定口座に対応したことで、ユーザーの裾野が広がる可能性がある。
ただし特定口座では、一部のETFなど取り扱わない銘柄もある。ハイテクグロース株に投資する米ファンドのARK社のETFや、ナスダック指数連動レバレッジETFのTQQQなども対象外。将来の取り扱いについても現状予定がないという。また、一般口座から特定口座への保有銘柄の移管は行えない。
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