さて、年末恒例の乗って良かったクルマだが、昨年も今年も、新型コロナの影響を受けて、試乗会が激減している。
しかも筆者は、日産、ホンダの試乗会には呼ばれないので、なんと今年はほぼトヨタオンリーということになった。何度か書いているからさらりとやり過ごしたいのだが、別に日産ともホンダとも何のトラブルもない。誰を呼び誰を呼ばないかを決めるのも広報の重要な仕事なので、書く側の与り知らぬこと。呼ばれればわだかまりなく行くけれども、特にお願いしてまで呼んでいただこうとは思っていない。そのあたりは貸し借りなしのビジネスライクにいきたいものである。万が一にも「お前、呼んでくれとお願いしてきて、批判的記事を書くのか」となったりするのは双方によろしくない。
さて、つまり2021年の新型車のデビューは、マツダは1台もなし、スバルはBRZがあるけれども、ちょっと年末過ぎてロング試乗で借りられるタイミングではなかったのでこれは来年のエントリーにしたい。もちろんGR86も同じ。スバルWRX S4はまだプロトタイプのサーキット試乗のみで、公道で乗っていない。ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ライズはシリーズハイブリッドの「e:smart」を追加したがモデルチェンジではない。
MIRAI 可能な限り素晴らしい
すでに富士スピードウェイのショートコースで試乗を試しているトヨタの新型MIRAIを借り出して、2日間のテストドライブに出かけた。
ランクル14年振りの刷新 「ランクルじゃなきゃダメなんだ」世界で評価される理由
ランクルというクルマは、それを使う地域と使わない地域でとんでもなく評価が違うクルマだ。「池田なぁ、村もオアシスもない巨大な沙漠をクルマで命懸けの横断をするとして、レンジローバーとランドクルーザーがあったらどっちを選ぶ?」。そう聞かれてハタと思ったのだ。
新型アクア ヤリスじゃダメなのか?
7月19日、トヨタ自動車は新型アクアを発売した。先代(初代)のアクアを振り返ってみれば、これはなかなかに酷(ひど)いものだった。そして、今回のアクアにはもうひとつ大きなトピックがある。それがバイポーラ型バッテリーの採用だ。
トヨタSUV陣の最後の駒 玄人っぽいクルマ作りのカローラクロス
カローラクロスは、これまた難しいクルマだ。率直な感想としては「十分以上に良い。だけどこれといって光るとか、ウリになりそうな何かがない」。という書き方をすると、これがまた「だから80点主義なんでしょ?」という話になるのだろうが、そういわれると、そうじゃない。
全然違う! トヨタGR86とスバルBRZ
トヨタGR86とスバルのBRZに公道で試乗する機会がようやくやってきた。あらかじめ言っておくが、この2台、もう目指す走り方が全然違う。ビジネス面から考えると、ある程度かっちりとした成功を見込みたいスバルと、あくまでも攻めの姿勢を貫くことで、ある種のブレイクスルーを遂げてブランド価値を高めたいトヨタ。そのそれぞれのアプローチの違いだ。
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