コロナ禍で生活様式が変化したりテレワークが普及したりしたことを受け、U・Iターンや地方での就職を希望する学生が増えている。オンライン参加が可能なインターンシップも増えているが、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生は、地方企業がオンラインで開催するインターンシップにどれほど関心があるのだろうか。
就職情報サイトを運営する学情(東京都千代田区)が調査した結果、65.4%が「オンラインで参加できる機会があれば参加したい」と回答したことが分かった。
「参加したい」(38.1%)、「どちらかというと参加したい」(27.3%)と回答した学生からは、「コロナ禍で帰省しにくいので、オンラインで参加できる機会を積極活用したい」「現時点では地方での就職を希望してはいないものの、オンラインで参加できるのであれば、視野を広げるために参加したい」という声があった。
UIターンや、地方での就職の意志を固めていない学生も、視野を広げたり選択肢を増やしたりするために、オンラインを利用して地方の企業のインターンシップに参加したいと考えていることが分かった。
地方の企業でインターンシップをする際に希望する仕事は、「観光や地域振興に関わる仕事」(49.5%)がトップだった。次いで「独自の技術を持つメーカーの仕事」(35.0%)、「農林水産業や特産品の製造など地場産業を支える仕事」(30.6%)と続いた。
そのほかに「ITや情報通信に関わる仕事」(28.2%)や「小売り・流通など暮らしに関わる仕事」(27.7%)を挙げる人も目立った。
調査は、新卒採用サイト「あさがくナビ2023」への来訪者315人を対象に実施した。期間は21年12月23日〜22年1月14日。
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