地方企業のインターンシップ、学生の65.4%が「オンラインがあれば参加したい」 希望する仕事は?学情調べ

» 2022年01月31日 11時10分 公開
[ほしのあずさITmedia]

 コロナ禍で生活様式が変化したりテレワークが普及したりしたことを受け、U・Iターンや地方での就職を希望する学生が増えている。オンライン参加が可能なインターンシップも増えているが、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生は、地方企業がオンラインで開催するインターンシップにどれほど関心があるのだろうか。

 就職情報サイトを運営する学情(東京都千代田区)が調査した結果、65.4%が「オンラインで参加できる機会があれば参加したい」と回答したことが分かった。

インターン 65.4%の学生が地方企業のインターンにオンラインで参加したいと回答(画像提供:ゲッティイメージズ)

 「参加したい」(38.1%)、「どちらかというと参加したい」(27.3%)と回答した学生からは、「コロナ禍で帰省しにくいので、オンラインで参加できる機会を積極活用したい」「現時点では地方での就職を希望してはいないものの、オンラインで参加できるのであれば、視野を広げるために参加したい」という声があった。

 UIターンや、地方での就職の意志を固めていない学生も、視野を広げたり選択肢を増やしたりするために、オンラインを利用して地方の企業のインターンシップに参加したいと考えていることが分かった。

インターン 視野を広げたり選択肢を増やしたりするために参加したいとの声もあった(学情調べ)

 地方の企業でインターンシップをする際に希望する仕事は、「観光や地域振興に関わる仕事」(49.5%)がトップだった。次いで「独自の技術を持つメーカーの仕事」(35.0%)、「農林水産業や特産品の製造など地場産業を支える仕事」(30.6%)と続いた。

 そのほかに「ITや情報通信に関わる仕事」(28.2%)や「小売り・流通など暮らしに関わる仕事」(27.7%)を挙げる人も目立った。

インターン 地方へのインターンで希望する仕事トップは「観光や地域振興に関わる仕事」(学情調べ)

 調査は、新卒採用サイト「あさがくナビ2023」への来訪者315人を対象に実施した。期間は21年12月23日〜22年1月14日。

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