小田急電鉄が、ワーケーションを通じて神奈川県小田原市の魅力を再発見できる「小田原ワーケーション」の実証実験を行うと発表した。仕事と余暇を楽しむ23種類の企画を用意し、訪れる地域により深く溶け込める体験を提案する。3月1日に専用Webサイトを開設し、5月31日まで実施する。
神奈川県西部に位置する小田原は、新宿から特急ロマンスカーで最短59分、東京から新幹線で約30分と良好なアクセスに加え、海・山の自然、城下町としての歴史や文化など、多くの観光コンテンツが集積している。同社はこれまでも小田原の魅力を体感できる企画を提案してきたが、今回は新しい「小田原ステイ」を「ワーケーション」を通じて提案するとしている。
専用Webサイトでは、小田原のワークプレース情報のほか、小田原への移住体験やバーベキュー体験などの「体験コンテンツ・イベント」情報も集約する。
ワークプレース情報では、市内18カ所のワークプレースへのアクセスや席数などの施設概要に加え、凸版印刷が提供する混雑状況可視化サービス「nomachi(ノマチ)」を活用し、リアルタイムでの空席情報も確認できるようにした。
「体験コンテンツ・イベント」として、収穫体験やガイドツアーなども提供する。3月4〜5日の2日間で行う、「Live With Nature〜森と海の暮らしを感じるディープな2日間〜」(2日間セットで、1人1万2000円)では、サバイバル術や森の生態を学び、まち歩きや焚き火交流会などを実施。
また、3月23日と25日には、海辺でのバーベキューや小田原名産の柑橘・片浦レモンなど旬の収穫体験を行う「根府川エリアの自然満喫1Day Trip」(1人7300円)を実施する予定だ。
さらに、ゲストハウスオーナーによる小田原暮らしのガイドやローカルまち歩き、バーベキュー交流会をセットにした「ティピさんぽお試し移住体験ツアー」(3月13日開催、1人5500円)、ワークショップやもくもく作業タイム、交流会を行う「小田原もくもく・ワーケーション会交流イベント」(3月25日開催、1人1000円)などを販売する。
同社は今後、新たな体験型ワーケーションの事業化に向け、利用者へのアンケートなどを通し、同実証についてのニーズやコンテンツへの検討を深めるとしている。
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