東京ガールズコレクションと環境省、リアルとメタバースでコラボ 狙いは?(1/2 ページ)

» 2022年03月22日 16時37分 公開

 東京ガールズコレクション実行委員会(企画/制作W TOKYO)は、3月21日に開催した「マイナビ 東京ガールズコレクション 2022 SPRING/SUMMER」(以下TGC)において、リアルとメタバースの両空間で、環境省とコラボレーションした。脱炭素社会の実現に向けた発信をすることによって、Z世代の注目が集まるTGCで若年層にアピールしたい狙い。

東京ガールズコレクション実行委員会は、TGCでリアルとメタバースの両空間で、環境省とコラボレーションを行った(出所:リリース、以下同)

 TGC内のリアル空間では「TGC サステナ STAGE」を、メタバース空間では環境省が推進している「“COOL CHOICE”ブース」を展開。

 メタバース空間のブースでは、脱炭素社会実現に向けた「ゼロカーボンアクション30」をテーマに動画やパネルを展示した。「暮らしを脱炭素化するアクションについて、今できることから始めてみよう」をコンセプトに、自分にできる「ゼロカーボンアクション30」を見つける「COOL CHOICE CITY」を紹介した。

TGC公式メタバース「バーチャルTGC」内に展開するCOOL CHOICEブースのイメージ

 TGCと環境省は、これまでも脱炭素社会の実現を目指す発信として、「TGC サステナ STAGE」(2020年2月〜現在)や、フードロス削減を目的とする「TGCオリジナルドギーバックの制作と推進」(20年2月)、「レジ袋スマートチャレンジキャンペーンの推進」(20年9月)など、ファッションに留まらず幅広いコラボレーションを展開している。サステナブルなファッションや環境問題を積極的に紹介し、Z世代を中心とした消費者にアピールする狙いがあるとみられる。

 今回のTGCでは、20年2月開催のTGCから継続して実施しているTGC サステナ STAGEを、今回も“脱炭素”をテーマに実施した。また新たな取り組みとして「バーチャルTGC」内に、COOL CHOICEのブースを展開している。

多様な会場を用意
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