――欧州でヤフーのサービスを中止した経緯と、その理由を説明してもらえますか。
川辺: ZHDの「ヤフージャパン」は、もともと日本語でのサービスを前提にしています。メインの利用者と想定する法令は日本のそれになりますので、日本の法令と考え方や、その内容が著しく違っている地域でのサービスの提供は難しいと以前から思っていました。
今回、欧州や世界のほかの地域でも法令が違えば、アクセスを規制する事態が起こると思います。日本の法令がほかの地域の法令と似通ってきた場合は、われわれはコストをかけて対応するので、また再開することもあると考えています。
いずれにしても、法令順守を第一に考えた場合に、いくつかの国の法令を期せずして冒してしまうリスクのある地域に対しては、アクセスを停止することになると思います。
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