0から1を生み出すには豊かな創造性が必要だ。さらに想像したものを具現化するには困難が付きまとう。日本人は1から100にするのは得意と言われがちな一方、0を1にするゼロイチは不得意だといわれる。しかしアニメ・ゲームなどのサブカルチャーの隆盛を考えると、日本人は決してゼロイチが不得意ではないのではないか。少なくとも筆者はそう感じる。
本橋は0を1にするのが好きなタイプであるがゆえに、ロコ・ソラーレを設立した。その土台には強い起業家精神と、最初の1歩を踏み出す勇気があったといえる。
また、人間観察が趣味というだけあって、無謀な挑戦ではなく状況を見極めながら確実に結果につなげられるリーダーでもあった。それが五輪での2度のメダル獲得につながったのだ。
本橋の思考の在り方は、チームビルディングや地方創生の1つの成功事例として参考にできるはずだ。
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